中央執行委員長挨拶

就任して思うこと

 中央執行委員長に就任いたしました脇坂公平です。
 一年間どうぞよろしくお願いします。
 明るい挨拶で幕開けといきたいところですが、大阪国税労働組合の10年後の未来はどうなっているのでしょうか。昨今、組合員数が減少傾向で組織の力に陰りが見え、要求実現どころかこれまでの権利も失われてしまう危機に直面しているのではないかと思っています。
 我々、税務の職場は他省庁に比べて現状、賃金面で恵まれていることは多々あります。税務職俸給表、級別定数等高い水準を我々の先輩方が勝ち取ってくださいました。
 この歴史的背景の恩恵を受けて我々は生活しております。また、当たり前のように存在する職場環境も組合で勝ち取ったものが数多く存在していることをご存知でしょうか。
 それを維持していくことや今後発生する諸問題に我々は立ち向かっていけるのか心配でなりません。
 特に若年層職員はこれから30年、40年と過ごす職場です。しかし、その若年層職員の脱退が多く見受けられているのが現状です。失ってからでは取り返しはつきません。
 私はその若年層職員を中心に組合の存在意義、活動への理解を求める活動こそ私の指名と捉え、就任いたしました。その意思を貫き、一年間まい進していく所存です。
 我々の職場をより良く過ごすため、現組合員は心を一つにして、また、一度離れてしまった方も我々のスクラムに再び加わり、皆で栄光ある歴史と伝統の灯を絶やさないことを誓い合いましょう。